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第2話 人生の棚卸
今日までキャリアコンサルタントとして仕事をしてきてかなりの数のキャンディデイトとお会いし、おそらく数千枚以上の業務経歴書を見てきました。そんな中の多くは印で押したように、仕事の羅列でしかなく、血の通った業務経歴書とは無縁の存在でした。しかも、35歳なら12〜13年の経歴があり、45歳なら22〜23年の職歴があります。それが1〜2枚の職歴の羅列でキャンディデイトの人材としての能力をうまく纏めあげれるのであればそれに越したことはありませんが、中々難くもあります。何故なら、お会いして色々と質問させていただき、キャンディデイトの口から出てきたかなり重要だと思われる内容(ご自身のバリュー、今後やりたいこと、実績、貢献等)がそれらにはほとんど欠落している場合が多いからです。これは優秀な人材と思える人でも例外ではありません。多分、仕事上でのドキュメンテーションやプレゼンテーションでは高い能力を出せる人でも、いざご自身の事となると全く整理されていない人が多いからだと思います。

ご存知のように、転職はまずドキュメントの提出から始まり、そこで一次の篩にかけられます。このドキュメントで自分自身を表現できなかったら、残念な結果になることもあります。
また、うまく通過して面談に進んだとしても、面接官の質問に的確に答えられなければこれもまた残念な結果とならざるを得ません。頭の整理ができていないと的確には答えられないものです。

本来、実力がなければ致し方ないのですが、自分自身を的確に表現できないことで、不本意な結果がもたらされるとしたら誠に残念です。このような事態を防ぐ方法はただひとつです。
個人個人の今までの「人生の棚卸」をすることです。先ほど述べましたがビジネスマンとしてかなりの長期にわたって仕事をしてきていますので、色々な経験やご苦労があったと思います。

それらを思い直して、ご自身の得意な分野や能力、楽しかったこと、苦しかったこと等を見直すことで、客観的に自分自身のことを見つめることができ、他人に説明することができます。
そうすると、業務経歴書も面談でのやり取りも自ずと変わってきて、今までの経験や実績を臨場感あふれる形でプレゼンテーションできるようになります。クライアントは人物の本当の能力をドキュメントや面談で総合的に判断し、採用・不採用の判断のよりどころとするのではないでしょうか?私がクライアントの頃はそうしていました。

クライアントがこの人がほしいと思う最たる基準は、そのキャンディデイトに成功期待感が持てるかどうかです。第一ステップは本人の書いたドキュメントであり、第2ステップは面談でのプレゼンテーションです。ここで成功期待感を相手に少なからず与えることができなければ結果は自明です。

今まで多くのキャンディデイトにこうした話をさせていただき、多くの方から「今までそんなことを考えてもいませんでした!どうも有り難うございました。」と感謝されることが多くありました。私は本人の実力以上のものを表現することを勧めるわけではありませんが、持っている能力を的確に把握し、表現できるスキルは十分養ってほしいと思っています。

今後、益々流動化する日本の転職シーンの中で、ただ単にポジションを紹介するだけでなく、キャンディデイトに対して的確なコンサルテーションを実施することが今後大いに必要であろう事は想像に難くありません。
「是非一度ご自分の人生の(経歴の)棚卸をして見てください!人生が変わりますよ!」
ファウンダー&パートナー 竹氏 彰
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