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第44話 あなたの人生とは? 続編
今回は、第15話「あなたの人生とは?」に書かせていただいたキャンディデイト・A氏のその後の人生についてです。最近、弊社のキャリアコンサルテーションに応募され、名前を見て私は数奇なご縁を感じました。と言うのも、彼に初めて会ったのは6、7年前のことであり、別サーチ会社の社長をしている時のことでしたし、ボランティア活動で残りの人生を生きていくとのことでしたので、こちらからもコンタクトもしないまま、ただ時が流れていたからです。正直、名前も忘れかけていた時のことです。彼も私から、再会である旨を伝えられ、思い出したようでした。久しぶりの対面を楽しんだ後、彼から意外な事実を次々と伺いました。

彼が私と最初に会った後、その言葉どおりボランティアに力を注ぎ始めたのは事実ですが、絶頂期は長く続かず、彼を次々と悲劇が襲います。彼の子供(12歳未満)の腎臓が突然両方とも機能しなくなり、日本では臓器移植のできる年齢ではなく、テレビでニュースになっているようにアメリカで手術を受けるしか、命を救う方法はありません。渡米の準備の中でいろいろと教えていただくため、ドナー協会から紹介された臓器移植経験者の家族を尋ねたそうです。ところが、皆さん、あまり積極的に会っていただけないのです。どうしてなのか?と思っていたらその理由が後で分かりました。数億円以上かかる腎臓移植は普通の家庭では出来ません。そこで、ボランティアのお手伝いもお願いして、募金を集め、皆さんの善意でアメリカに手術に出かけます。無事に手術も終わって帰国後、その家族には更なる不幸があることを聞かされて驚くのでした。残酷な話です。話の大筋は以下の通りです。

寄付を募り米国にてひたすらドナーを待ち、ようやく腎臓移植を成功させて無事帰国後、そのご家族は束の間の平穏な日々を過ごしていたそうです。ある夏の猛暑の日に、あまりの暑さにたまりかねてエアコンを購入します。そうすると、「我々の寄付のお陰で移植が出来たのに、暑いからといってエアコンを買うなんて!」という電話や手紙が殺到し、奥さんはそれが原因でノイローゼになり今でも入院されているということを聞かれたそうです。一難去ってまた一難。こういったことは新聞紙上ではほとんど報道されませんが、悲しい事実です。

彼はそれを聞いて家族の負担を少しでも和らげるために、自分で築いてきた資産を使うことを決意します。ところが、渡米してみると、当初聞いていた費用に加えて医者との契約金やら、ドナー待ちの順位を上げるためにも病院に寄付をしないといけないとか、まさに、医は算術といわんばかりに、お金が湯水のようにかかったそうです。何とか片一方の腎臓移植にも成功し帰国したところ、その頃ホスピスに入院していたお父様が他界され、何も知らされていなかったお母さんがお父さんの遺産をすべて相続したため、大変な事態になってしまいます。と言うのも、お父様が経営されていた会社の借金まで相続してしまったため、返済義務が発生してしまい、その補填のために彼の今までの全財産(数十億)とご自身のボランティア活動への思いを一瞬で諦めざるを得なくなってしまったのです。その後は、家族一丸となって力を合わせ今日まで頑張ってきたそうです。「家族の和が増えれば、人生はその分楽しいことも増大されます。反面、今までいろいろなことを経験してきましたが、これほど苦しい経験は初めてだった。」とおっしゃっていました。

普通のサラリーマンに戻った彼は、これも私に与えられた人生であるとポジティブに捉え、腎臓移植の時にアメリカでお世話になった人の会社の建て直しや、経営者に思いがあり、また社員が「会社をよくしたい、子供や家族に誇りを持てる会社にしたい」といった思いのある再建案件を手がけ、次々と成功に導きました。今回も約2年に渡り企業再生を行い、無事に経営者へ引継ぎが完了しようとしているところだそうです。

この度、彼がたまたま弊社のHPを読んで、特に四十数話のコラムを一気に読まれ、是非お会いしたいとコンタクト頂いた次第です。初めての出会いも同じような出会いだったと記憶しており、2度も彼のような素晴らしいキャンディデイトからコンタクトしていただいたことは私の望外の喜びでもあります。これほどジェットコースターのような人生を歩んだ人に、今までにお目にかかったことはありません。人生「一瞬先は闇」とはよく言ったもので、こんなに人生を正面から捉え頑張ってきた人で、心優しくボランティア活動や人のために尽くしてきた人でも、今回のような試練があるのだと考えさせられました。

彼をアメリカで助けてくれた恩人の言葉が印象的でした。その人と3日間、延べ12時間以上彼は話をし、その大半を聞き役として、その恩人の話をひたすら聞いていたのでした。彼の恩人曰く、「困難がなければ、人は成長しない。困難を受け入れて、困難を楽しめ!困難があれば、それをバネにして自分自身を勇気付けろ!」彼は一周りも二周りも大きくなっていると思う。
ファウンダー&パートナー 竹氏 彰
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